ストロベリートーク

ふーん。
大体わかった。
たいしたことないじゃんSEXなんて。
24才社会人の経験と知識によれば、SEXなんて、もうね大体の構図は理解できた。
シュミレーションできた。
これでいつ何時、私の身の上にこの男女間における有事が降りかかろうとも、冷静に対処できる。
OKOK。

でさ・・ひとつ、ものは相談なんだけどさ、
えーっとこの突如はじまってしまった男女の営みとやらはね、
一体どうやって終焉を迎えるの・・?

つまりね、どっからどこまでがSEXなの?
どこらへんまで行ったら、「じゃあ、あとは各自で」みたいな感じになるの?

いやね、わかるよ。大体わかる。ほらあたし勤勉だから。
AVとかね、よく見るしね、大抵はね、ほらもうなんつーの、殿方が思いの丈をぶちまけて終わるっつーか。
ね、そんな感じでしょ。
知ってる知ってる。

漫画とかでも大抵ね、なんつーの、こう上に上に高めあって、そしてドサっと崩れ落ちてね、なんつーのシーツの間から視線を絡め合わせて、本日の感想を述べ合ったりするわけでしょ?


で、私が知りたいのはまさにその5分後。


5分後なにしてる?

私ね、思うんですよ。
このね、男女情事ってやつはね、すげー異常事態だと思うんですよ。
情事とかね営みとかね、自然な流れとかね、散々その辺に転がってるようにね言いますけどね、いい加減どいつもこいつもその目かっぽじって良く見ろって。


たとえば、あたしがこの世で一番初めに生まれた人間だとしてね、下手すりゃニュートンくらいはねやっちゃうかもしんね。
やべ、りんご落ちた、マジ落ちた。くらいはね、案外見つけちゃうかもしんね。って自負してるわけ。
でもね、たとえ100年生きてもね、自分の股間に、まさか人様の股間を導きいれて、それで愛を確かめ合おうなんてアイデア死んでも浮かばないと思うの。

そんくらいね、非日常的かつ臨機なわけ。
もうね終わった直後なんてアルマゲドンのテーマ流れてもいいと思うの。
インデペンデンスデイよろしく、「今日は世界の独立記念日だぜ」とか述べ合ってもおかしくない状況だと思うのね。
そんな大盛り上がりの

5分後・・・何してる?

どうやって世界を救った英雄から、日常生活に戻っていくのかなあって。



言う話をこんこんとしようと思ったんだけど、今、やれりゃーその5分後どうなろうが祭りは祭りだよなーって思ったんで、終了。

女は楽器。男が奏でてあげるのさ。

「昨日、隣の部屋の人が彼氏としてたみたいでさー、声が聞こえて超やだった!」

って友達が言うので

「あー、ふーん、うん、やだよねー、気まずいよねー」

って言って、じゃ、なんつって家に帰って

脳内衆議院本会議ですよ。

『声・・ですって』

『や、私は前々からその問題について懸念してましたよ』

『そうですね、その存在はなんとなく・・』

『ええ、なんとなく・・・』

『・・・・』

『で。声とは具体的に・・どんなもんなんでしょう・・』


・・・解散。


えーっと、声ってさ、出るらしいじゃん。

いやね、あたしだって出ると思うの。
部活の時なんかね、むしろ「声出してこー」って方だったから、あたし。
ほらね、バレーで言えば声を出すことによって、このボールは私が取るとかね、それは前衛でカバーしてとかね、次フェイント来るよーフェイントォー!とかね、ほらさ、チームメイトって言ってもいわば他人ですからね、声を出し合ってね、確認をね・・・

えーっと、夜の戦(いくさ)の場合の声出しについても、そういう解釈でいいかな・・?

ほら、電気消したら、お互いね、暗闇の中で存在を伝え合うっていうか・・、ちょっとした戦始めのホラ貝的要素っつーか。うん。


あー、でもさ、なんつーのよく見るアダルトビデオとかね、なんつーのかな、えーっと、指示・・出てないよね。
右!とか左!とかね、具体的な指示事項一切抜きで、多分ね、私、日本在住24年ネイティブが聞き取るに「ア行」しか飛び交ってない気がするのね。
何らかのモールス信号と見て間違いないのね。
解読すると「右斜め左後方より男性単体一名接近」とかなのね。
とかなのね、っつーか、とかだったら、いいなー・・って・・・。
夢が、あるなー・・って。

知ってる。
あたしだって、だてに処女24年に甘んじたりしてないよ。
あれはさー、快感の声でしょ?
よくできました、とか、花丸を伝えるための声でしょ。

つまりね、キモチイイ=声(主にア行)なわけ。


うんうん、そうそうって思った?
当たり前じゃんって思った?
そんなこともイチイチ考えないとわかんねぇのかよ?って思った?


じゃあ、言わせてもらいますけどね。
うさんくさいこと、この上ないんだっつーの。
この、みなさまがシレっと言ってくれちゃうキモチイー=声が出ちゃうの方式。
これはね国家ぐるみの陰謀だと思う。
中国の纏足に匹敵する、女性への陰謀だよ。

言っとくけど、声なんてそーそー出ねぇから。

例えばね、今話題のエステサロンとかに行くじゃない?
もちろん気持ちいいと思うのね。
でもね、みんなシーンとしてっから。
美容院でシャンプーするよね。
寝ちゃうくらい気持ちいいよね。
でもさ、あんあん言ってる奴見たことないから。
水泳の北島、泳ぎ切ったあとに言ったよね。
めっちゃきもちえぇー!
そりゃ良かった。
だけど泳いでる時に、あんあん言ってたかって、無言だよね。息続かないよね。そんな悶々とした息継ぎされちゃ、隣コースの選手たまんないよね。

ね、疑わしいことこの上ないでしょ?

「ほら、奥さんいいんですか?隣の部屋に聞こえちゃいますよ?」
「あー!声が押さえられないー」

口をね、閉じてみればいいと思うのね。

私ね、24年間生きてきてね、声をこらえきれなくなったこと無いのね。
口と喉の管理はきっちり行き届いてるのね。

しかもさ、あれね、あろうことかひっきりなしでしょう?
終始、声出しに始まり、声出しに終わる。

それがね、さも当たり前のようにして、世の中にはびこってるでしょ?
これ、大問題。
小学生の性教育について見直す前に、こっちを白黒つけてほしい。

そうしないとね、私、すげー困るから。

何回も言うけど、あたしさっぱり自然の摂理でもって声出しする自信がないのね。
女は楽器とかいう人いっけど、私はバットとかそのへんのもんだと思ってくれていいのね。奏でる自信ゼロなのね。

でもさ、世間じゃ、どうやらお声を出すらしいっていう通(つう)の情報だけは持ち合わせちゃってるわけ。

したっけさ、やっぱさ、もとムードメーカー選手としてはさ、声出してこって思うじゃん。声とムードで3点は取れるとか思うじゃん。
でさ、殿方の手がね、万が一にあたしの世知辛い胸とかに迫ってくるとするじゃない。

(あー、やべー、胸きた、胸きたー!いっとく?声出しとく?・・でも待って、まだ胸だよ?胸も宵の口程度だよ?これからさ、もっとめくるめくオフェンスがあるわけじゃん?相手の攻撃は容易じゃないよ?だからさ、まださ、様子みくらいの声でいいんじゃない?OK!・・でも・・え?様子見?つーか様子見の声ってどんな声?声にならないぐらいの声?と・・吐息・・?それだー!!ま、まずは吐息で・・!吐息・・。吐息って・・?ねぇ、あたし生まれてこのかた、吐息なんて出したことあったっけ・・?溜息と違うの?同じになっちゃわね?したっけさー、相手様にさ「そこ違うんだけど」みたいな「がっかり」みたいな意味になっちゃわね?あぶねー、吐息あぶねー。っつーか、そうこう言ってる間にすっかり胸終了だよ。やべー、うんともすんとも言ってない。土偶状態だった・・。次きたー!メインイベントきたよー!秘密の花園だよー!ここは間違えなくいっとくでしょ。ここで声を出さずいて、いつ出すんだっつーことだよね。「あ」でいいよね。とりあえず。チョイス間違ってないよね。「い」とかはさ、のちのちのタメに温存しとかないとね、「う」はさ男性用だから、うん、「え」はさ疑問抱いちゃってるから駄目でしょ、「お」はね国境超えてるから、吹き替え用だから、OK「あ」でOK。・・やべ・・出遅れた。縄跳びに上手く入れない子みたいなになった・・。どうしよう・・。やべー仕切り直したい。・・・)

ってことになってね、すげぇ微妙な心理戦を迎えるし、
なんならすげー声出しちゃって、一種のリアクション芸みたくなっちゃったりしかねないわけね。


つまりね、もうね終始何が言いたいかってね、自分の日常生活考えてみろっつーのね、
そうそう声なんて出ませんから。

みんながね、声出る声出るはやし立てるから、世間の成人女性たちはね、必死でね、模索して、結構ビビリながらね、声出してるわけ、きっと。
んでね、草場の影でね、泣いてるわけ。


え?そんなことねぇよ、俺の彼女、すげー良い声出すよ。って人はね、
アカデミーっぽいトロフィーでも買って彼女にあげてください。
もし、俺の彼女はうんともすんとも言わないって人は、
金の斧も銀の斧もあげてください。

その時、パンツが動いた!

パンツを脱いだら夜が始まる。

あたしだって、ここ24年、待っているんです。
アイドルが騎馬戦で水着をダンプ松本に取られるを待つ全国のお父さんと同じように。

あたしのパンティーofドリームスが殿方の手によって引きはがされるのを。

その準備は、すでにできてる。

と思って、いま、パンツを見たんですけど、思いっきりくたびれてんです。
勤労何年?そろそろ定年疑うような哀愁っつーの?
「勘弁して下さいよー・・はは・・」っていう力ない笑顔してるんです、あたしの一張羅。
「もうお前にはついていけねぇよ・・どんだけ俺が今までお前のこと受け止めてきたか。そろそろ解放してくれよ」
みたいな冷え切ったパンツとの関係、築いちゃってたんですよ。

だからね、買い行きましたよ。
女たるもの、毎日が勝負そしてパンツ。
でね、素敵な1枚を選んできたわけです。
なんつーの?がっついてないブルーのヒラヒラレース仕様。
もう即スタメン入りですよ。4番ですよ。

で、早速穿いてビックリ。

なんつーのかな、フロント?思う以上に開放的っつーか。
サバンナを思わすような開放感、そして躍動感。

えーっと、これも一応制作者側の意図に添ってるのかな・・。
いや、多分思惑通りなんだろうけどね、
なんつーの?薄いブルーの布地からね、アタシのギャランドゥーがね、思いっきり透けちゃってるんですよ。
ドゥーの野郎がね、これさっぱり隠れてないんですよ。

しかもね、急いで穿いたせいもあってね、フォーマルなヒラヒラパンティーの向こうでね、あたしのヘアーがね思いっき向いてるんですよね。

しかもどんだけ青春飛び出してるんだか太陽に向かって走ってんだか知らないけど、なんかパンツの編み目を縫い潜って外にね毛がね飛び出したりもしてるんですよ。
ちょっとした人工芝栽培されちゃってるんです。
次回のFIFAワールドカップの開催地はココかもしれないっつーくらい良いピッチが出来上がっちゃってるんです。

すごすご自らの手でね、脱がしましたよ。
ちょっとした引退宣言ですよ。

んで、脱いだら脱いだで、毛がね思いっきり逆立ってました。
下半身だけスーパーサイヤ人になってました。
残念なことにあたしのカカロットはちっともドラゴンボール捜さねぇ。
ボサッとしてる。何が起きても気分はへのへのカッパっぽい。


ってわけで、今日も処女のエログ(誰が何と言おうとエログ)始まるよー!
全国津々浦々のサラリーマンのお父さん方、ティッシュ箱の用意はOK?


話は5行戻って、そうです、パンティーとはそういうものなんです。
パンティーなんて、みんな何気なく穿くもんだと思うんです。
ちゃんとドゥーの野郎を整えながら穿く人なんていないと思います。

で、やっぱ通常の20代女性のパンツってのは、やっぱ7:3で男性に脱がされるものじゃないですか。
脱がされてこそパンツじゃないですか。

もうね毎夜のように尾崎よろしく軋むベットの上に優しさ持ち寄ってるわけですよ、男女達は。
でね、もう しんぼうたまらん なんつって粗々しく脱がしたパンティーの先には、思いっきり寝癖のついた坊(ドゥー)が寝ぼけ眼ですよ。

これはね法の抜け穴と言っても過言じゃないですよ。
パーフェクトな夜が台無しなこと請け合いですよ。

まぁ私もね鬼じゃないからね、もう何も言わない。
そっから先は、彼女のピッチでキックオフするもよし、
ドラゴンレーダー持って旅に出るもよし。


でもね、こんな事はね、まだまだ序の口だったってことに、
パンツだけは気付いてた。
むしろ、ドゥーに目を引きつけるのはパンツなりの思いやりだったのかもしれない。

だって、パンツには、私たちが穿いてたパンツには、
殿方には打ち明けられない、さらなるスキャンダルが潜んでいるんですもの!


えーっと、一般の成人女性に聞きますが、
パンツにシミ一つ作ることなく一日を乗り越えられますか?


・・・わかってる・・先生おまえらのことはよぉーくわかってる!
言うな!もうっ・・何も言わなくていい!
この件に関しては誰も悪くない!
誰のせいでもない。
もし誰かのせいだとするなら、時代の・・。全て時代のせい。

こんな時代だし、セカセカ生きても仕方ないんですよ。
私なんて幼少の頃からねスローライフを心がけてきたんです。
トイレだってね、早めにいっとこうなんて思った試しないんです。
行きたくなったとき勝負なんですよ。
でもね、そんな私のライフワークをね、木綿のパンツたちはね、笑顔で支えてくれた。
「ちょっとくらい駄目な方が、魅力的だよ」って励ましてくれた。

ところが一方、大人のレースパンツたち。
その辺の包容力ゼロ。
レースパンツ穿こうがザルを穿こうが変わらない感じ。
それでもみんな何とかヤリクリしてるわけだし、どうにか1日耐え忍んでるわけです。

なのに一日の最後に何が待ってるって、スキャンダラスな夜ですよ。
この一日の狼藉を好きな男性にばれるわけには絶対にいかないのです。

だからね、全国の女性達に告ぐ。
パンツは、自分で脱げ。

そして男性達にも告ぐ。
自らパンツ脱ぐ女はヤリマンなんかじゃない。
思いやりマンなのだ。

ご主人様、その真の姿。

おーっす、今日もシーツの波を泳いで、無駄に背中に指立てられてるー?

そんなのは私くらいのレベルになると、1人で出来ちゃうかんねー。
自分の手を交差して背中に回して、抱かれてるポーズなんかは、
もうお手の物だかんねー。

ねー!


で、今日の議題ですが、今日はね、なんつーの、

私ね、ゆくゆくはね、ワイドショーとかのコメンテーターになりたいの。
この世にはびこる悪の影に、眉をひそめながら、沈痛な面持ちで一言、言いたいの。
でもね、そんな私に高い壁ができた。

それが、現在、巷を騒がす性犯罪。

女子高生・監禁・調教。
それに立ち向かう社会人・彼氏なし・処女。
あっちも性犯罪なら、こっちもある意味、性犯罪。

コメント振られてもカツカツですよ。
唇かっさかさですよ。
目バタフライで泳ぎまくりですよ。

練習の必要がある。練習の必要性、大。
でね、丁度いいことに、ここはエログ。
たとえ処女だってね、エログを立ち上げた以上ね、この事件には無関心ではいられない。
無視できない。

ってわけで、今日は調教プレー大特集!(あたし、エログを超えてグログを書きたい!)に挑戦。(挑戦するのは自由です)


えーっとまず、調教って言うと、あれですよね、
「俺色に染まれ」のスパルタ版っつーか、
「黙って俺についてこい」の肉体編っつーか、
そういうことですよね?ね?

でね、そういうことを踏まえて上で女性陣代表として言わせてもらえば、

嫌いじゃない。うん。

結構ね、少女マンガとかでも最近、そういう設定多い。
たとえば、若くして社長のポストに付く青年が、一目ぼれした部下の娘を脅して手篭めにしたり、
高利貸しの男が貧乏家族の1人娘を借金のカタに手篭めにしたり、
はたまた数学教師がカンニングをした女性の弱みに漬け込んで、とかね様々。

でもね、その中で、必ず一貫して守られてるルールがある。

それはね、調教する男は、誰しも、とろけるほどのイケメン男性だってこと。
でね、一方手篭めにされる女性陣にしてみても、もうね、穢れを知らないまっさらな乙女なわけ。
何に対しても従順な感じなわけ。疑いが無いっつーか。

そういうことをね、踏まえた上でデリケートに成り立っているのが「調教」だと思います。

で、実際はどうかってね、おのおの自分に帰って欲しいわけです。

ほら、あたしたち、こんなところ読んでる限り時間の使い方もよくわからないパンピーじゃないですか。

そんな私たちが、やれ「ご主人様って呼べ」だの「手錠」だの「縄?首輪?」だのを持ち寄っての
シーツ・イン・ザ・スカイに挑むわけじゃないですか。

えーっと、「ご主人様」でしたっけ?

これね、私たち、絶対、出会った試しないっしょ。
こんな役職に接した試しないっしょ。

でもね、調教となったら、もう、目の前のポッと出の男性とかが、ご主人なわけですよ。

や、ぜってぇ違げぇ、ご主人、ぜってぇ違げぇ。ってね、まあ思うわけですけどね、ここ超えなくして調教の星は掴めないわけですよ。

『ご・・ご主人様・・』

難易度たけぇー!
馴染まねぇ。お口にちっとも馴染まねぇ。
1人で言ってても赤面!んっんって咳払いで濁すっつーの。

集合!(画面に向かって)

ねぇねぇ、あたしたちさ、多分ね、間違ってもアクターじゃないと思うの。

僕は死なない!とか言ってトラックの前なんかには決して出ることなく、安全第一でやってきた側の人間だと思うのね。

そんなしがない私達にこれ結構キツイと思うのね。
私なんてこれでも小学生のころは、自分で劇団とか作ってたのね。団員は1人だったわけだけど。
そんな私でもこのザマ。
こんなんをね、ぬくぬく育った一般女性にやらせたら、棒読みどころか白目がちになること請け合いなのね。

つーかね、相手が悪い。
相手がね、100歩譲って石油王とかね、政界のドンとかならね、こっちもね、もう少し熱弁震えると思うのね。

でもね、多分ね、多くのご主人候補の方たちってのは、あれでしょ?夏とかになったら蚊とかに刺されて「ったく俺ばっか刺されるんだけど!」って結構本気でイライラしちゃうような方々だと思うのね。
なんつーの、平たくいえば、目線一緒みたいな。


手錠にしてもね、あれさ、やっぱ自分でかけといて、
「えーっと、これで、よし、と。え、じゃあ・・『いやーやめてー外してー!』」ってホントあたし
年金納める一介の社会人なんですよ勘弁して・・。
っていうね、理性との戦いでしょ。


でも、まあ、そんなことを言いましてもね、魅力的な世界です。
ひとつのジャンルをね、世に売り出すだけはあります。

でね、私くらいの処女(マスタークラス)になるとね、
レディーのエロ本(レディコミ)から殿方のエロ本(ビニ本)までね、手広く請け負ってるわけですよ。
でね、この手のジャンルもね、ちょこちょこ目にするわけですよ。

・・・どうしよう・・私、重大な問題に気づいてしまったかも。

あのね、全国の調教ファンに告ぐ。告いじゃいます。

えっとね、誤解が生じています。


あのね、女モンと男モンの調教が、微妙に結構違げぇ。


えーっと、女性誌で大活躍のご主人様たちね、意外に結構、甲斐甲斐しい。
口ではさんざん言っておきながら、教室でゲロはいたら何も言わず片付けて
保健室連れてってくれそう。
ご主人様のくせに、結構フットワーク軽め。至れり尽くせり。

かたや一方、男性誌のご主人様。
勝手にシンドバット。
自由気まま、永遠の少年気取り。
でも、相手方の女性がすげぇ。
そんなずさんな経営に最終的にはブラボー。ブラボー言ってる。
嫌だやめて触らないで・・もつかの間、最終的に確実にスタンディングオベイション決めてくる。

これでいいの?
こんなものを読んでヌクヌクと育った二人が出会ったら・・

『あたし・・実は結構あっち方面・・すきなんだ・・』
『ま・・まじで・・!!実は俺も!!』

ってベッドに飛び込んで、双方カツカツですよ。

まったく動かないご主人と、ぼさっとした奴隷に、宴もたけなわ。



つまりね、結局なにが言いたいって、見るとやるは大違いっつーこと。

あいつらはあいつらなりに、すげぇ頑張り屋なわけ。
ご主人様なんて汗だくで、相方の反応に鋭いツッコミを入れつつ、足で稼ぐ。
奴隷にしたって、主人の動きに絶妙なタイミングで合いの手いれて、
双方一種の漫才みたいなもんで、それ相応の匠の技が必要なんですよ。

よー!

って、今回は結構コアになったけど、みんな付いて来てるー?
私はご主人様がどうとか以前に、こんなことを処女が書いてる時点で
自分のことながら、ちょっと引いてまーす。チェケラー!

Fの悲劇

どーもどーもどーも。
いやーこの処女のエログもね、もう毎回ね、エロスてんこ盛りでやってるわけですけども。
蔵出し丸出し全部のせみたいな風格醸し出してるわけですけども。

今日はね、エロイよ。
鼻の下、伸びること請け合い。


だって、何といっても今日は、男性陣待ってましたの、フェ・・フェ・・えーっと・・
言うなれば、至極私的な男女の縦笛っつーの?オカリナっつーの?尺八っつーの?アレについて。

アレについて処女なりに語ってみようかなって。


まずね、もう前回から口酸っぱくして言ってっけども、風呂には入ったのかっつーとこね。
これ基本。

まずね、あの辺一帯は人体一の匂いゾーンですから。
エイトフォーの踏み込めない禁断のフレグランスジャングルですから。

もうね、ちゃんと拭いてるヨーとか弁解の余地ないですから、じゃあおめぇは
ウンコ盛った茶碗をティッシュで拭いてご飯食えるのかつーとこから学級会ですから。

でもね、それについてはもう前回語りつくして、みんなよぉーく分かってくれたって思ってる。
信じてる。

だから今日は、それを踏まえた上での、二人で奏でるセッション尺八(略して「二人の尺八」)の話。


くわえることは正直、全然嫌じゃない。
私なんかね、自他共に認めるちょっとした大食いなわけ。
フランクフルトとか3口でいけるわけ。
だから正直、勝ったも同然みたいなとこ、あるよね。

もうね、自称馬主だろうと、黒い巨塔だろうと、隆々とそそり立つ彼自身だろうが、
ドンと来いって胸張って言える。


ところがね、聞くところによるとね、
『歯、立てるな』
とか言う?言うの?言っちゃった?


えーっと、そんな発言に心当たりのある男性に伺いますけど、それって人体構造学的に可能なの?解剖学的に正しいの?

あたしなんかね、試しにあーんって大口開けますとね、
やっぱ唇よりね前歯が下に出てくるわけですよ。
噛む気満々なわけ。
むしろそのために生まれてきたつっても過言ではないわけ。
食事なんかする時にもね、唇に触れてて歯に触れないなんて食べもんは皆無ですよ。

そんなわけで、えーっと『歯を当てるな』でしたっけ?
あのさー、おたくの彼女、もしかして総入れ歯?
それよく見た?確認した?下手すると年齢サバ読んでる確率あるかんね。


と、言いつつも、ほら、私ってば結構努力家を地で行くとこってあるじゃないですか?

やってみた。

唇で歯隠して当たらないような顔してみた。

これね、男性も是非やって。男性こそ是非やって。



ね?



確実に松嶋奈々子じゃないでしょ?
合コンでこんな顔した子いたら、とりあえず家庭の事情とか聞いちゃうよね。
私なんてね、思わず「お国は?」なんて聞いちゃうよね。
絶対に只事ではないよね、彼女の持つ心の闇に迫っちゃうよね。
で、最後は適当に巻いて、他の女子と2次会に消えるよね。


そういうね、顔をね、させてるってこと、
せざるを得ないってことをね、忘れちゃいけないって、思う。
それをみんなに是非考えてほしい。


でもね、私も女。
好きな人のためなら火の中 水の中 口の中飛び込んで行くよ。
しかもやるとなったら、もうねマスタークラスになりたいわけ。

私が愛の尺八を披露するだけで、男性陣はもう
『匠だ!匠がいる!』
って思って欲しいわけです。
でね私の葬式とかにはね、私に世話になった男性陣たちが涙を浮かべながら、巨匠!って思うわけですよ。なんならクロサワって呼んでもいい。

ってことまで想定して、ググルってみたわけです。
ITご時勢ですかね、インターネットに無い情報はないわけですからね。

でね、一通り見たよ。
教本をね。みんなのバイエルみたいなやつ。
やる気だったよ。天下取る気だったよ。
でも・・えーっと・・あたし・・



とても一代では成せそうにない。

孫の代では何とか・・。


だってねーだってねー、口を上下に動かしながら舌をリズム的に回転させ尚且つ口内を陰圧に保ち吸い上げつつ、右手で尺八野郎を一定のリズムで動かしつつ左手で袋を優しくマッサージとか言うんですよ、もうっ猫の手も借りたい。

テンパルもいいとこですよ。

私ね、常々ね、エレクトーンとかね、弾いてる人すげーって思ってるわけ。
ピアノ弾きながら、足のことなんて考えてられないじゃないですか。
つーかね、右手で○描きながら左手で□描く人だって尊敬した。
私たいていどっちもやってるうちに○になっちゃいますからね。

だからね、もう舌をリズム的に回転させてる時は残念ながら首も回ってしまうと思いますし、口を上下に動かしてる間は、申し訳ないけど袋も上下に引っ張ってると思うんですよ。

しかも、そんなことに夢中になってたら、絶対に歯は思いっきり出張ってると思うんですよ。


だから、世の女性はすげーなって。
すげーことを成し遂げてるし、その努力はヤワラを超えるって思ったわけ。
愛する人のために、そこまで・・涙なくして語れない。
愛は世界を救うって、救いまくりだなって。


でね、感動しつつ最後までその教本を読み進めてくとね、


『男性はデリケートな生き物、少しでも痛いと気分が乗らなくなっちゃうから注意☆』


ってね、書いてあってね、うん・・



私はね、もうねいつかこの事が引き金となって戦争が起きてもおかしくないって思いました。



よし、エログだ。

桃尻への提言

いやぁ、見ないでぇー。

   ↑
そそりますか?
でも、もし私が本当にその時を迎えるとしたら、
多分、本気です。

できれば、殿方は、そっぽむいて、心の目で、見て。



往々にして、自分の局部とは、なんてこんなに可愛くないのかと、思うよ、ほんと。

なんらかの魚介類が付いてるっつーかさ、
小学生の時さ、理科の授業でさ、やっぱ屋外授業とかあるじゃん?

朝顔のタネ植えて、発芽を見守ったり。
ナスを育てて、花をスケッチしてみたり。

そういう土と接する授業でさ、かならずさ、でっかい石とかがあったら、とりあえず子供好奇心として、どけてみるじゃん?

したらさー、お天道様の下 歩けないような虫たちが、一斉にわぁーって逃げ出してたじゃん?

あん中に私の局部が混じって、ムカデやなんかと逃げ出してたとしても、なんら違和感ないよね。

そんくらい可愛くない。トレンディーのトの字もない。

私がさ、乙女のたしなみとして、初めて自分のを鏡ごしにピーコチェックしたときはさー、
もうボロクソ言ってやったもん。

おめぇ田舎に帰れって思ったもん。


でもね、ほら、そこはそれ、私も大人。
ボス面には到達せずとも、幻の剣とかは装備してるつもり。

あんな野獣ズラのアイツだって、世の女性みんなに付いちゃってること、知ってる。

あたしにも付いてるけど、上戸彩にも付いてる。
だったら仕方ない。


でも、そんな私を最近悩ませる。

それが、私と共に戦い、肩を叩き合った同志の局部(花のオトメ組)すらもあざ笑うかのように、
その後ろにどっしりと控えてる、ケツ(魁!男闘呼組)だ。

よくさー「ケツの穴の小さいヤツ!」とかね、言うけどね、
小さいに限ると思うよ、ぶっちゃけ。

もうね、できる限り慎ましくね、生きていくべきだと思う。

こと、男女の情事に関しては、もうねいるかいないか分かんないくらいの姿勢が大事だと思うわけ。


でもさー結局のところ、あいつにはさ、大義名分があるわけじゃん?

一日ぼさーっと突っ立ってるわけじゃないじゃない?

俺にはやることがある!とばかりに燃えているじゃない?
一日一善を目標に、人々の健康を守ってるわけじゃない?
あいつはあいつなりに。

認める。
認めるよ、おめぇ頑張ってる、認める。
カッコイイかカッコよくないかで言ったら、間違いなくイケテル。

でもさ、あの、言いにくいんだけどね、おめぇのその、あの、仕事のあとのね、
えーっとフレグランスっつーの・・?

ポワゾンっつーの?芳醇なまでの芳香っつーの?

あれ、結構・・厳しい・・っつーか。
ギリっつーか・・
ギブっつーか・・



うん。

でね、漫画やドラマなんかでさー、
もうね、よくあるわけ。

もつれて、すれ違い合ってた2人がさー、
雨にずぶ濡れながら、

『もう私のことなんて放っておいてよ!』

『ほっとけねぇよ!』

『なんでよ!あなたにはあの娘がいるじゃない!』

『あいつは関係ねぇよ、俺はお前が!』

『私が何だっていうのよ!』

『俺は・・!お前のことが心配なんだよ!』

『心配?そりゃ悪かったわねー!
 私がこの事業を失敗したら、パートナーのあなたにまで
 迷惑かけちゃうもんね!』

『そんなこと、言ってないだろ!』

『そうよ!所詮あなたと私は仕事上だけの関け・・』

『好きだ!(ガバッ)』

『・・え・・・(どうか時よ止めて)』

『だからもう、一人で無理するなよ・・』


場面は変わって、寂れたホテルの一室・・
濡れた服のまま我も忘れて抱き合い愛よりも口づけを交わす二人。
服なんかも脱ぎ捨て始めちゃったりして、

『待って・・シャワーに・・』

『もう待てない、そのままでいいよ』


はい、カァァァァ――――――ット!!


注意一秒ケガ一生とは、まさにこのこと。

いいから使っとけって。
ここは私に免じて、いいからシャワー浴びとけって。
思うわけですよ。


だってね、あんたたちがピーチクパーチク世界は2人のためにってやってた間もね、
アイツ、そうそう仁義なき下半身後方にいるアイツ、
アイツはずっとねクールに任務遂行してた訳ですよ。

任務をクリアするためには非情にもならなきゃいけないわけですよ。

だからね、あのアチチなお二人さんが
「恋愛中はずっと便秘でした」
みたいな奇跡(サプライズ)でもない限りは、
当然ね、当然、アイツはね人知れず今日も芳しいわけですよ。

でね、じゃあ、盛り上がった2人がね、どこを目がけてね肌絡め合うかって、おもいきりアイツ周辺なわけ。

アイツの縄張りっつーか地元なわけ。

「あー!偶然!久しぶりー!中学以来じゃねぇー?お前いま何してんのー?」
なんてバッタリ出くわしちゃったとしても、全く不思議じゃない距離感なわけ。

距離感で香ってくるはずなわけ。私の計算では。


つまりね

『ああ、恥ずかしい・・見ないで・・』

『そんなこと言ったって、もうココはこんなだぞぉ〜』

なんて言ってる間も、お互いに

(何か臭ぇ・・・)

って思ってるかもしれないっつー、おそろしい攻防が待ちかまえてるわけで。


だからね、絶対いつなんどきも忘れてはならないわけです、私たちのような大人の女性たちは。

いつもね、情事の側にはくせ者がいるぞってことを。

甘い花園の側にアイツありきだぞっと。

リピートアフタミー「イクッ・・・」

朝起きたら「おはよう」
お昼に会ったら「こんにちは」
帰る時には「さよなら」

エロ本エロビを見る限り、
男女の情事の最後には「イク・・っ」が決まり文句になってます。
十中八九はイクで終わるものらしいのです。



まじで・・?



これ実用化してますか?


もし今後、近い将来、私に初夜が訪れたりするわけじゃない?
んでしたらさー私もさーこのセリフを言おうと言おうと構えてるわけじゃない?

んでさー、すげぇ勇気振り絞って言うとするじゃん?

「・・イク・・っ」

したっけ

「え?」

ってコトにならない?

「え?」

「え?お前、今、なんつった?」

「え?・・だから・・えーっと、・・いく?・・って・・」

「は?どこに?」

「え?どこにっつーか、ほら、こういう場合、イク・・でしょ?(違げぇの・・?もしかしてアタシ間違った?)」

「は?つーかマジどこいくの?こんな時に」

「は?どこにも行かないけど、つーか、どこ行くっつーか、・・え?言うんでしょ・・?普通」

みたいな、ややこしいことになんない?

もしくは

「・・イク・・っ」

「!!・・お前、今なんつった?」

「・・え?・・だから・・イクっ・・って・・」

「爆笑!おめぇどんだけテレビの見過ぎだよ!今時そんなことホントに言うヤツ初めて見た!爆笑」

みたいな、赤っ恥なことになんない?

もしくはもしくは、男の方が先に思ってもいないタイミングで

「イクっ・・!」

とか言い出して

(え?まじ?この人、先に言い出しちゃった?私も言っといたほうがいい?すげータイミング逃しちゃってるけど・・?今更言うのも・・?でも何も言わないのも?あーあーあーあー)

山手線ゲームで言おうとしたの取られた次の番の子みたいにすげー焦っちゃう。




つーかね、もっと深く考えていくますとね、言うタイミングとかもね、私としては絶妙に決めていきたいわけです。

ほら、私ほどの歳になるとね、女性はほとんど実はイケてないなんつーマル秘情報もチラホラ入ってくるわけですよ。

それでもやったからにはイっとかないと終わらないわけですよ、何事も。

そういう場合は、さも偶然を装うって、殿方のサインをね、見逃したくないじゃないですか。

もうね、彼の唇が「イ」の口になったら、もうすかさずに

「あ、偶〜然!私も今たまたまそこを通りかかって」

なーんつって、決め文句「・・イクッ!」ですよ。

バッチリ。

これで、何の心配もないわけですが、
処女たるもの、いつ何どき勝負が舞い込んでくるか分からないので、
ちょっとね、えーっとリハーサルっつーかね、
こそっとね、つぶやいてみたわけ。

「イクっ」

「つーかイカねぇイカねぇ、そうそうイカねぇ!」(カモフラージュ)


あ、この一発のデモンストレーションによって、私、重大なことに気付いちゃったかも・・。

「イクっ」って結構、華が無いかも。
なんつーの、言葉の意味としてはすげーんだろうけど、結構、発音的にはポツンとした感じかも。

これ、めくるめく情事のフィナーレを飾るにしては、あっけなくない?

これじゃあ、殿方も「俺の情熱のダンスはこの程度か?」と思われかねない。


んでね、私は思い出したわけ。

難しい課題にぶつかったとき、先生たちがいつも言ってた言葉。

「わからない問題は、教科書に戻れ」

これ。

何事も教科書に戻ってみる。

んで、エロ本をね、チェックしてみた。



あ・・。



『ひっひっあひっイクッぅぅぅううぅ―――――っ!!!』



結構・・創意工夫が見られる。


けども、


これ、実用化されてますか・・?

レジェンド・オブ・マングリ返しっ!

レジェンド・オブんねぇー。
オブんねぇーよ。

えーっとね、いい大人にも関わらず処女の代表としましてね、
これだけはホント、声を大にしてね、世の男性たちに叫びをね上げていかないとってねって、
立ち上がりました。

ほんと今日は使命に燃えてます。
行くなら私を倒してから行けって、
あたしがみんなを守るって、
もうねオウムに向かうナウシカの顔ですよ。

なんなら虫笛とかね、鳴らしちゃうかんなー!

おめぇらの赤い目を、らんらんらららんらんらん・・とか口ずさみつつ(後ろで手を組んで左右に揺れながら)、落ち着かせちゃうかんなー!なー!



「今日の議題」

マングリ返しは危険なのでやめましょう。
やっている人がいたら注意してあげましょう。



あ、いまさ、マングリ返しってどんなのぉー?とかさ、
ニヤニヤしながら言ってる生徒、
新任だと思って舐めんな。

こんなんです。



これが、人間のすることか!と。
好きな女の子に対する態度かと。

もうね世界の男性30億人、みな正座ですよ。

こんなことがね、まかり通る世の中にNO!ですよ。


女性っつーのはね、もうね花よ蝶よって育てられるんですよ。
生まれたときからのプリンセスなんですよ。

ことさら男女の情事に関しては、キャベツ畑とかコウノトリとか言われて育つんですよ。

シーツの波で指を絡め合い、暗転、
チュンチュンチュン(雀)・・
「オハヨウ(はにかみ込み)」の世界で育つんですよ。


それを、アータ!
マングリ返される女性の気持ちに考えたことあるんですか!


やぁーね、分かる。
なんつーの、分かるよ。

ほらさ、秘蔵VTRっつーの?
世界の秘宝っつーの?奥義っつーの?

たしかに女性の人類500万年の歴史がね、マングレばね、男性の目の前に一堂に会すわけですよ。
パノラマビジョンですよ。
ちょっとしたWOWOWですよ。

それによって女性の羞恥を煽りましてね、
イヤー
イヤヨイヤヨもスキノウチー
みたいなね、セッションを奏でていくわけなんですけどね。

ここに大きな勘違いがね、あるんですよ、実は。


えーっと、恥ずかしながら、処女の私自ら、
ちょっとばかりマングッてみたんですよ。

あ、もちろん返してくれるような殿方はいないので、
自力でマングリ返ってみたんですけどね、

もうね、すぐに「撤収ー!」って指示出しましたから。

もうね、コッリーナあたりがすげー形相でレッドカード掲げてフィールド一直線に走ってきましたから。



あのね、この際ぶっちゃけマンの方はどうでもいい。
勝手にとくと、ご覧アレ。

問題はそっちじゃねー。


マングリ返えされた女性にとって、一番の有事は、
こう足をね、ぐーっとやられることによってね、
幾重にも折りたたまれて、よれて、ダンダンになっちゃった腹っ!

腹どうにかしてー!

腹、隠れてないよー!

引っ込みが全く付いてないからー!

収納上手とか、ほんと誰か助けてー!


そして、とどめは重力によって、まったくコトをなさなくなって、
白目剥いて流れ落ちてる、胸っー!




もうね、みじんもイイトコ無し。
絶対にセレブじゃない。
トレンディーでもない。

私のさー、セールスポイントがね、長所っつーのが、さっぱり出ないんですよ。

女としての特訓の成果っつーの?
さっぱり出せないまんまに1ラウンドKOなんですよ。
ある意味KO勝ちでもいいんですよ。


とにかくね、そんなわけでマングリ返しはね、
全国津々浦々の女性達を震撼させる禁断の秘技なんですよ。


小学生の避難訓練「おかし」(おさない・かけない・はしらない)を
「おかしま」(おさない・かけない・はしらない・まんぐりがえし)に変えてもいいくらい、もう絶対禁止。


これがね、処女の私からの21世紀への提言です。

とりあえず、オウムは触手とか、モザイクだから。
あれもね、駄目。

あたしのセクシャルハラスメント

セクシャルハラスメント、こと、セクハラ。
されたことない。


されたことない立場から僭越ながら言わせてもらえば、
「課長からまたセクハラされたー」とか、
「ほんとあのセクハラオヤジむかつくー」とかって、

嫌だけどぉ、男が勝手に寄ってくるの、ああ、私の美しさって罪深すぎぃー

って聞こえるっつーか、

「あー、私、あったことないやー」とか言うと

「うらやましー」って言う、その目は

明らかに!同情っぽく!なってますからね!
工藤静香なみに!眉毛下がって!ますからね!


つまりね、セクハラってナンパと同じで、嫌だけど、存在してもいいっていうか、

幽霊とセクハラ、どっちに合う?って聞かれたら、間違いなくセクハラを選ぶわけ、丸の内OLたちはきっと。

それが、私が思うセクハラ。


まぁ処女的に言えば、
「彼氏にも触られたことないのに、破廉恥なー!」
って思いもありますけども、

24年も処女を貫くと、
「あー私でもセクハラの対象になれるんだ、一安心」
って気持ちのほうが強くなってきます。



でもね、こんな私にも決して許すことのできないセクハラもあるんです。


それは、女の女に対するセクハラ。
女の女による女のためのセクハラ。
同性間におけるセクハラです。


シュチュエーションとしては冬に起こりやすいことで有名。

女性のファッションで何が大事かって、やっぱ露出。
冬だってスカート。
胸元はスカスカしてるほどセレブなわけよ、やっぱ。

でも、そういう格好を冬にしてると、必ず一度は同じ女性から

『寒くないの?』

って言われる。



いやーねー、たいしたことないわけ。向こうも悪気があるわけじゃないしねー。
ピュアな疑問ってやつねー。
うんうん。


これね、言われる度に「あー・・あはは・・」とか曖昧に交わすんですけどね、
自分ではお洒落してるつもりで、これ言われる度に「冬に半袖着てる小学生」になっちゃった並にテンション下がってますから。


つーかね、寒くない?って寒いよ!正直、寒いに決まってるよ、体感温度かわんねーっつーの。

でもね、スカートが履きたい。
スカートを履くんだけど、白鳥のように優雅にはいていたい気持ちを、その一言が台無しにするんですよ。
衣替えに一人だけ夏服で来ちゃった感じになっちゃうんですよ。

だけど、悔しくても表面上は体調を心配されてるような声かけなので、怒るわけにもいかない。訴えることもできない。


これが私の最も許せないセクハラです。

セクハラを扱いつつも、まぁこれがエログかどうかつったら、間違いなくエログじゃないので、もう少し深めます。




『私の合いたいセクハラ・ベスト10!』

第10位 エロイだいじゃれ。

第9位 パソコンを教えてるフリをして肩を触られる。

第8位 キーボードの上から手を触られる。

第7位 「体ばっかり大人になりやがって」と先生に言われる。

第6位 スカートが短いことを、課長に指摘される。

第5位 結構遊んでんじゃないの?って同期に言われる。

第4位 「イイからだしてんなぁー」と酔っぱらいに言われる。

第3位 課長に、何か付いてるよ、と髪を触られる。

第2位 課長に、酒の席で何気に肩を抱かれる。

第1位 課長に、後ろからコピー室で抱きしめられる。



ランキングの途中から課長は島耕作並に素敵なイメージになってしまったので、参考になりません。

貧相で有りながらもジューシィな体格の私は、「イイからだしてんなぁー」とか運動部に勧誘されるとき以外、言われた試しがありません。憧れます。


あとは、私の勝手なイメージなのですが、禿げてない人のセクハラの80%はセクハラにあたらない気がします。

セクハラ上司は禿げという勝手なイメージ。



以上、今日も必死にエログりましたー。

男根ブギウギ

露出狂に会った。(できれば、下條アトム風に)


終電間近の車内、その人はガラガラの車両の私の前の席に座ると、一枚のシワシワの(三年間使った辞書のような)ピンクチラシをポッケから取り出し、

おもむろにジッパーを下げると、彼の彼自身を取り出し、巧みに、むしろ匠であるのかように!動かし始めた。


でたよ・・・。(アンニュイに溜息)


いっとくけど、私、看護婦。今年で三年目。
あんたがたいそうに取り出すソイツも、んなもん毎日ご拝謁済みだっつー・・・・・


嘘よ――――――――――――――――――っ!


こんな至近距離において、こんな彼の一方的なワンマンショーに立ち会うことも、もちろん有り得ないのだけども、
私を何より驚愕させたのは、その大きさ。

(嘘でしょ・・ジーザス・・誰か嘘だと言って・・。)

処女歴苦節24年。
いつだってシーツの波、泳ぐ準備はできてるはずだった。
準備体操のかけごえだって、先生の後について、恥ずかしがらずに「ゴー!ロク!ナナ!ハチ!」って言えてた。
なのに・・!

車内で露出狂を目の前に平然と雑誌読んでる隣のOLに訴えたい。
つり革に掴まってメール打ってる大学生に問いたい。

えーっと、私たいてい60(シニア級)オーバーのしか見たことないんだけど、えーっと、あれは・・世の中でいうところの若者のレギュラー?

やーないよね、あれはないよね、やりすぎだよね。
なんつーか、すげーそびえ立っちゃってるもんね。
その辺のケントデリカットもびっくりだもんね。
ねー。

ねー・・・ねぇ、何でOLも大学生も、全然動じねぇの?
またかよ、みたいな顔なの?
OLに至っては小声で「粗品」とか言ってんの?

粗品・・?
あれで?
ご謙遜にも程がある。

はっきり言って私、あいつと戦うんだったら、迷わずマングースと戦う覚悟はできてる。


だってさー、またまたぁー、
あれ、有り得ねぇもん、だって。
ズボン中入ってたんでしょ、あいつ?
今、明らかに第三の足として大地を踏みしめる覚悟はできてるっぽい顔してっけど、あいつ。
なんつーの、成長率っつーの?
いやー立派になったねぇ、前に会った頃はタロー君、おばちゃんのこんくらいしか(胸の辺に手をやって)なかったのよー。
って懐かしさに目細めるっつーの。


嗚呼。


愛し合うって事は・・・あんなもんを世の女性たちは、自分の中に招き入れてるっつーの?
どんだけアットホームなんだっつーの。
愛さえあれば、の度を超えてるっつの。

あんなんが入っちゃうくらいなら、ポシェットいらないっつーの。
ちょっとそこまで、って時は財布そん中入れてお買い物行っちゃうっつーの。
カンガルーの子供、育てちゃうっつーの。


つーの・・・。


いやね・・知ってた。

出産のビデオとか見せられた時から薄々は勘づいてた。
あたしの秘蔵っコの伸縮性っつーか。ちょっとした四次元ポケット?



あたしの困惑を気にも留めず、露出狂は今まさにファンファーレ叩き出そうとしてる。

いやーデカイよ、認めるよ。
何度見ても見慣れねぇーよ。

世の男性は、デカイとか小さいとかで一喜一憂してるらしいけどさ、あたし・・小さいってスバラシイと思います。
女性思いだと、思います。

ああ、神様はどうして男性にあんなゴルゴ31みたいなの、くっつけたんだろう・・。
おちおち、背、向けれねぇよ。



それからというもの、電車で座っていると、前の人の股間ばかり見てしまいます。

きれいめのサラリーマンにも、
優しそうな大学生にも、
爽やかな学ランボーイにも、
救命病棟の江口洋介にも、
あんなぶっそうなもんが付いてると思うと、
何故か騙された気になるのです。


今まで少女マンガで

『ごめん・・オレ余裕がなくて・・優しくできないかもしれない』
『いいよ、タケルにだったら、乱暴にされてもいい』

とかいうセリフにメロってた自分に喝っ!

昼は紳士、夜は野獣に憧れてた自分とグッバイ!

とんでもねーとんでもねー。
あんな不発弾、触らぬ神に祟り無し。
Hは穏便に。
そう、世の女性たちは、ベットサイドに常にロープをはっとくべきだ。
んで、ロープの向こうにダンプ松本を控えさせておくべきだ。

んでピンチに交代。